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旧車タイヤ – kyusha.net https://www.kyusha.net 旧車を楽しむための総合情報サイト Sat, 12 Sep 2020 16:16:00 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.5.14 Vintage Tire https://www.kyusha.net/?p=231 https://www.kyusha.net/?p=231#respond Thu, 23 Jan 2014 23:31:45 +0000 http://escalate.mdnw.wpengine.com/?p=231

タイヤチョイスに現れる旧車こだわり度

車のパーツの中で最も重要なパーツは?と聞かれたら何と答えますか。
見方によっていろいろな答えがありえますが、タイヤと答える人は少なくないと思います。
1トンからの荷重を支え、あらゆる天候下・路面状況でエンジンの加速を路面に伝え、
ステアリングの横Gに耐え、いざというときの制動(ブレーキ)の性能を左右するのも最終的にはタイヤです。


■ こだわりのチョイス

最近では燃費や騒音(静音)といった多面的な性能要件も加わりました。
しかし、タイヤは性能面での重要性だけでなく、車全体のビジュアルに与える影響においても非常に重要なパーツです。
特に旧車やアメ車においては、タイヤやホイールのチョイスは、その車の性格やスタイルの表現手段であり、
そのチョイス次第でオーナーのキャラさえも伝わるといっても過言ではありません。
また1970年代から徐々に定着してきた北米仕様を用いたレストレーションなどもキャラが際立ちます。

ストックに忠実なレストレーション、現代的なアップデート、カスタマイズを施したプロツーリング、
昭和の街道レーサーゆかりのスリックタイヤなど、あらゆるスタイルや表現方法があります。
一般の人にとってはどれも黒くて丸い同じようなものでも、そのサイズやホイールのチョイスで、
車の性格や印象は一変してしまいます。スタイルにこだわって車に乗るなら、タイヤだってスタイルは無視できません。

■ タイヤとホイールのこだわり

人気の旧車やアメ車の黄金期、1960年代末から50年近く、この間タイヤの性能は飛躍的に進歩しました。
しかし、車は当時のタイヤ装着を前提に設計されているので、不用意に現代的な高性能タイヤを装着すると車に過度の負担を強いたり、
乗り心地を損ねてしまうこともあります。

ところが、近年のホイールの大径化により旧車の純正サイズのタイヤの入手はなかなか困難になりつつあります。
違和感は感じていても、他に選択肢が無いという消極的な理由で”しかたなく”現代的なタイヤを履いているオーナーも多いのではないでしょうか?

仮に同じサイズのタイヤが見つかったとしてもトレッドパターン(溝の形状)やサイドウォール、
ショルダー部分のデザインは当時のスタイルとはかなり趣きを異にします。見た目的にも旧車の味を損ねてしまう点も否定できません。

特に60年代当時のラジアルタイヤはほとんど普及しておらず、大半はバイアスタイヤと呼ばれるクラシックな形状のタイヤを装着していたのですが、
このタイヤがクラッシクカーらしさの印象の大きな要素にもなっているのです。

クラッシクカーやビンテージカーの厳密なレストレーションにおいては、使用するパーツの時代考証にも厳格で、
最近では車の生産年と使用パーツの生産年との整合性にも気を配ることは、常識となりつつあります。
オリジナルのストックに忠実に再生されたクラッシクカーに、現代的なブロックパターンのロープロファイルタイヤでは、
せっかくの精密なレストレーションも台無しにしてしまいます。

■ 60年代、70年代のスタイルのタイヤ

しかし、タイヤはゴム製品になります。ボディのパーツなどと違って、使用可能な当時モノを見つけるのは至難の業です。
でも、あるところにはあるんです!実は自動車文化の先進国アメリカやイギリスでは、そうしたクラッシクカー専用に、
当時の金型を使ったタイヤが現在でも生産・供給されているのです。
英国ダンロップ、ピレリ、エイボン、アメリカではファイアーストン、グッドイヤー、M&H、BFグッドリッチといった、
名門タイヤメーカの60年代、70年代のスタイルのタイヤが現在でも生産されているのです。

上級者になるとサーキット、ショウやミーティングでの展示・撮影用と用途に応じて、
タイヤやホイールのチョイスを変えて楽しむ、という方も多くいます。写真などでは分かりにくい場合もありますが、
やはり旧車には当時のデザインのスタイルのタイヤが良く似合います。ショーなどで実際に目にすると、
タイヤのトレッドやサイドウォールのデザインが車全体の雰囲気や佇まいに、大きな影響を与えることに気が付きます。


Kyusha.netのオークションや紹介ショップでは、こうしたビンテージカー用のタイヤをお取り扱い販売しております。
時代考証により忠実な旧車スタイルを求めている方、旧車や輸入車本来の雰囲気を大切にしたいと考えておられる方、
ぜひ一度チェック、相談してみてはいかがでしょうか。
また新品の商品などもあり、日産純正新品 240Z, ダッツンコンペ用DATSUNロゴホーンパッドなどもございます

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Get It Right – Tire Size https://www.kyusha.net/?p=89 https://www.kyusha.net/?p=89#respond Wed, 22 Jan 2014 09:18:23 +0000 http://escalate.mdnw.wpengine.com/?p=89

■旧い規格のタイヤ、ビンテージタイヤのサイズの見方、読み方、新しい規格への換算のポイント

今日では自動車のタイヤのサイズ表記はISO規格に統一されていますが、これは70年代以降にラジアルタイヤやロープロファイルタイヤなどが急速に普及し、 タイヤの構造やかたちにいろいろなバリエーション出てきたことに対応して設定されたものです。旧車、ビンテージカー、クラッシックカーなど、70年代以前の車のタイヤサイズの表記方法は、このISO規格とはだいぶ違う形式になっています。このことから、現在手に入るタイヤと当時の指定サイズタイヤとのサイズ換算・比較に困ることがよくあります。

また、旧車やビンテージカーのタイヤサイズの表記には製造された年代が違うと、同じ数字表示でも違うサイズを示しているというさらにややこしいケースもあります。 例えば、初代セドリック(30型)と3代目セドリック(230型)スタンダードの指定タイヤサイズはともに 6.40 14 4PR となっていますが、これはそれぞれ違うサイズのタイヤを意味しています。 タイヤメーカのサイトにあるタイヤ表記の解説などを検索・参照すると、“6.40”はタイヤ幅を “14”はホイールサイズ “4PR”は積層数強度 を示す、という解説はたくさん見つかりますが、 “あれ、でもそうすると外径や扁平率はどこでわかるの?”という当然生じる疑問には何も説明がなくて、もやもやは深まっていくばかりです。

でも、実際はたった二つの約束事さえ押さえておけば、このモヤモヤは簡単に解くことができます。旧い規格のタイヤ、ビンテージタイヤのサイズの見方、読み方、新しい規格への換算のコツをまとめてみましたので、是非ご一読ください。

■ 現行表記ルール

まず、ポイントの説明の前に、現在のISO表記の基本ルールをおさらいしておきます。

ISO

サイズを示す赤色の数値は必ず表記されますが、性能や用途に関する黒色の表記は省略されることがあります。 黒色の項目の表示はサイズ情報とは関係のない表示とも言えるので、ここでは無視してかまいません。黒字の各項目の記号、数値は欄下にまとめてみました。ここには肝心のタイヤ外径の数値がありませんが、外径は赤字部分の情報から以下の式で求めることができます。

全幅(ミリ) × 扁平率 X 2 + リム径(インチ) × 25.4 = タイヤ外径(ミリ)

165 X 82% X 2 + 14 X 25.4 = 626 mm

 

 

■ 旧表記ルールと変換方法

以上を踏まえて、旧表記を理解(翻訳)するためのポイントは以下の二つです。

ポイント① むかしは扁平率を変えるという発想自体が無かったので〜1965年までは92%、それ以降は82%で固定だった。このため表示がない場合には製造年代に応じてどちらかを当てはめればよい(*)。

ポイント② 外径・全幅の数値はミリ表示の場合とインチ表示の場合がある。ミリ表示の場合はそのまま、インチ表示の場合はミリ換算すればよい。

(*)この当時標準の扁平率に従っていない場合などは扁平率ではなく外径が全幅の前に表記される。(今時の四輪駆動など)

これだけです。つまり、①当時あたりまえすぎて省略されていた扁平率をあてはめ、②インチ表示をミリ換算、すればISO表記になります。 これを踏まえて、先ほどのセドリックの例に当てはめてみます。

KYUSHA

30型は1960年発売なので、当時の規格では扁平率92が省略されていることになります。 また全幅の表示が6.40とインチ表示なので、これをX25.4でミリ換算すると162.56ミリとなります。 よって6.40 – 14 はISO表記にすると 165 / 92 – 14 相当、ということになります。 外径は上の式から 659mmとなります。

一方、230型は71年発売なので、扁平率82が前提省略されているので 6.40 – 14 はISO表記にすると 165 / 82 – 14 相当ということになります。 よって外径は626mm。 ちなみに230型でもハードトップの設定は 175SR-14 という指定になっています。 これはISO表記にすると 175 / 82 R 14 S 相当ということになります。 外径は同様の式から642mmとなります。

■ 70年代アメ車独自規格

ついでにもうひとつ、70年代にアメリカで一時期だけ採用されていた規格にAlpha-Numericというのがあります。耐荷重区分をアルファベットで表記し、これと扁平率とリム径でサイズ表記します。耐荷重はタイヤの容積(空気の入る容量)に比例するので、サイズも大きくなります。表示項目な少なくてシンプルですが、肝心のサイズが直感的、一義的にわからないこともあってか、ISOのスタイルのとってかわられました。しかし、マッスルカーブームのピーク時に採用されていた規格なので、アメ車、マッスルカー用のタイヤや、その影響を受けた国産の当時モノにはよく出てきます。

DOT

 

よく登場するサイズの換算値は以下の通りです。

DOTCONV

 

各表記の相関関係と、主な純正採用車両をMEMO欄にまとめておきますのでご参照ください。

hikaku

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